個人クラウドの構築と伴い、ConoHa Object Storageを少しいじってみました。ConoHa Object StorageはConoHaのサービスの一つで、低料金で大容量、ファイル置き場としては最適です。owner203はConoHa Object Storageをいじった時のメモをここに書いておきます。
ConoHa API
トークンの取得
必要な情報はAPIユーザー名、APIパスワード、テナントID、Identity Service URLです。ConoHaコントロールパネル上で確認することができます。APIユーザー名はgncuから始まるもので、リージョンがtyo2の場合のIdentity Service URLは後ろに「/tokens」を付けたものです。
curl -i -X POST -H "Accept: application/json" -d '{"auth":{"passwordCredentials":{"username":"gncu00000000","password":"API_PASSWORD"},"tenantId":"TENANT_ID"}}' https://identity.tyo2.conoha.io/v2.0/tokens
そこでJSON型のテキストが返されます。
{"access":{"token":{"issued_at":"2019-00-00T00:00:00.000000","expires":"2019-00-00T00:00:00Z","id":"X_AUTH_TOKEN","tenant": #後略...
X_AUTH_TOKENの部分でトークンが返されます。これをメモしておきます。
テナント、コンテナ、オブジェクトの情報取得
取得したトークンとObject Storage APIのURLを入れておきます。
curl -i -X GET -H "Accept: application/json" -H "X-Auth-Token: X_AUTH_TOKEN" https://object-storage.tyo2.conoha.io/v1/nc_TENANT_ID
これでテナント全体の情報を確認できます。次に各コンテナ、オブジェクトの情報も確認できます。
curl -i -X GET -H "Accept: application/json" -H "X-Auth-Token: X_AUTH_TOKEN" https://object-storage.tyo2.conoha.io/v1/nc_TENANT_ID/ContainerName/ObjectName
テナント、コンテナ、オブジェクトの作成
curl -i -X PUT -H "Accept: application/json" -H "X-Auth-Token: X_AUTH_TOKEN" https://object-storage.tyo2.conoha.io/v1/nc_TENANT_ID/ContainerName/ObjectName
テナント、コンテナ、オブジェクトの削除
curl -i -X DELETE -H "Accept: application/json" -H "X-Auth-Token: X_AUTH_TOKEN" https://object-storage.tyo2.conoha.io/v1/nc_TENANT_ID/ContainerName/ObjectName
Cyberduck
Cyberduckという無料ソフトを使ってConoHa Object Storageを操作することもできます。
新規ブックマークでSwift (OpenStack Object Storage)を選びます。次のように設定します。
ニックネーム | 任意 |
サーバ | identity.tyo2.conoha.io |
Tenant ID:Access Key | gnct00000000:gncu00000000 |
Secret Key | APIパスワード |
パス | /v2.0 |
これでGUIでConoHa Object Storageを管理できます。